2004年6月16日                               moCA WG              moCA の近況と今後  moCA WG では、CA(Certification Authority:認証局)の振る舞いや各種 プログラムにおける電子証明書の利用/扱いに注目し、主に運用実験を行って います。  moCA WG では、WIDEメンバの研究活動で使ってもらえることを目指して、 WIDEメンバ証明書を毎年配布しています。moCA が発行する WIDE メンバ証明 書とサーバ証明書は、WIDE 内で運用される Web サーバで利用されており、ア クセスコントロールといった証明書の応用の試み(moCA対応と呼ばれています) が増えてきています。  証明書応用の事例:   ・WIDEメンバ向けのページ(WIDE confidential)で、WIDE共通パス    ワードではなく、WIDEメンバ証明書が使われるようになった。   ・WIDE合宿の参加申込みのページでWIDEメンバ証明書が使われ、    証明書の内容を使って以前に入力された情報を自動的に呼び出す    入力補助が行われた。  今後、moCAは運用フェーズに入ります。安定した認証局運用を進めるととも に証明書の利用場面を増やそうと考えています。moCA としては moCA 対応の プロモーションを進め、他の WG での moCA 対応やアプリケーション開発を発 展させたいと考えています。同時に、moCA WG では証明書の有効性管理などの 研究課題に取り組んでいきたいと思います。                               以上。