moCA 実験趣意書 2004年6月 moCA WG updated 2004.06.08 [実験の背景] moCA WG では、WIDE での様々な研究や実験におけるユーザ認証や鍵共有な どで利用できるPKIを追求したいと考えています。そのためには、まず、 WIDEメンバ津々浦々に鍵対が行き渡る状態を作り、具体的な利用場面を提案 してメンバの方がPKIを利用していくためのヒントとなるようなプロモーショ ンを行いたい、と考えて活動してきました。 鍵付を行き渡る実験はある程度進みました為、これを継続しつつ、安定した 運用フェーズに入りたいと思います。 [実験の目標] - CAの一定運用。証明書有効性の明確化。 - 証明書の応用方法に関するプロモーション。 - 今後の証明書の扱いに関する追及。 [実験内容] - 運用体制の確立。 - 証明書の応用に関する情報交換/文書化。 - 有効性管理や各種フィールドの利用に関する意見交換と文書化。 + 鍵対の利用実験について 今回はWWWのメンバ専用ページアクセスを利用場面として提案させて頂きま す。7月合宿申込WWWサーバを皮切りに、wide-confidential ページを順次 個人証明書でアクセスしてみるということになります。現在の利用予定は 以下です。 ・WIDE合宿申し込み時 ・合宿期間の www.camp.wide.ad.jp アクセス時 ・wide-confidential ページアクセス時 ・S/MIME 調査時 (with SOI WG) 2つ目、3つ目の利用場面となるヒントを moCA WG から随時インプットして 行きますので、皆さんの立場で使えそうだという場面が思い浮かんだら随時 教えて下さい。 この実験は、従来の共有パスワードによる認証方式のままでよいかと言う WIDEの運営面での問題提起を別途含んでいますが、moCA WG としては、証明 書の利用場面を一つでもつくり出すために、証明書を利用した認証方式を提 案させて頂くということです。実験を機に、問題提起に関してもディスカッ ションできましたら幸いです。 [スケジュール] 6月上旬 WIDEメンバ証明書の配付、サーバ証明書の更新 8月 WIDE合宿申し込みのmoCA対応 2月 WIDE合宿申し込みのmoCA対応 ▼WIDEメンバ証明書の配布 既に個人証明書を持っている方にも、新たに作成した鍵対を配付する  予定です。 既存の鍵を継続して利用したい方は、 moCA WG #moCA WGに関わる連絡先 までご連絡を下さい。 ブラウザ等に組み込まれている古い鍵対は、暗号化された古い電子 メールを読む際などに必要になります。電子メールのやりとりに 使ったことがある方は残しておいて下さい。 そうでない方は古い鍵対を消しておいた方が快適だと思いますが、 その場合には新しい鍵対でテストページにアクセスできることなど を確認してから、古い鍵対を消して下さい。 ▼サーバ証明書の更新 サーバ証明書の更新については、鍵対を変更せずに更新できるよう に致します。方法については追ってお知らせ致します。 [結果の報告予定] 合宿終了時点で、2つ目、3つ目の利用場面について得られたヒントを ともドキュメントで報告。 まとめた形としては、今年度の年間報告書にて報告。 以上